特別に権限を与えられていない

警備員には警察官のような職務質問や取調べ行為は許されているのでしょうか?警備員には警察のような権限は一切ありません。では警備員が許される範囲とは?

警備員は一般私人

基本原則の中の「この法律により特別に権限を与えられていない」という部分を説明しますと、 そもそも、警備業務は公人ではなく、私人の範囲での行為しかできないということです。言い換えると、「警備業者(警備員も含む)は、一般人に出来ない権限の範囲を、あたかもできるようになっているのではなく、当然ながら警備業法によっても、そういうことは一切言っていないよ」ということです。

職務質問について

結論から言うと、警備員は職務質問なんて出来ませんが、警備関係者以外の一般の方からみると、職務質問に近い行為をされたと感じることがあるかもしれません。(もちろん警備員は警察のような職務質問しているわけではありませんが)例えば、施設警備などで建物の所有者の依頼を受け建物を警備しているときは、当然ながら所有者の代理として、所有者の権利の範囲で、不審者に対して声を掛けたり、注意するなど、警備内容を知らない一般の方から見て職務質問と誤解されることは考えられます。(それであっても警備員は警察のように振舞ってはならない)しかしながら、警備と全く関係ない場所で、不審者に職務質問類似行為をすることは許されません。

取り調べ行為は?

よくドラマなどでありがちですが、現行犯逮捕した後に容疑者を取調べをするシーンがあります。このような行為も警備員には権限が与えられていないので実施することが出来ません。速やかに警察機関へ連絡するようにしてくださいね。

関連記事

交通誘導の合図を送る道具 - 雑踏警備の警備員が警備会社から支給されて携帯する警笛(ホイッスル)、白手(白手袋)、誘導灯(信号灯)などの道具について説明していきます。

警備員の指示は守らなければならないのか? - 警備員からの指示は、絶対に守らなければならないのか?警備員の指示には強制力があるのか?指示を守らないことによって、何らかの弊害があるのか?

過去5年間の在籍確認 - 警備会社で警備員の面接を受けた際、過去五年間の職歴や学歴などを詳しく質問された。また履歴書の学歴や職歴についても、隙間なく期間を埋めて、しっかり書くように指摘される。

警備員の警戒棒の目的と構え方 - 警備員が持つ警戒棒の構え方とその警戒する状況について。警戒棒を携帯するケースと目的、実技の中で上段の構えが存在しない理由とは?

警備服 - 警備服には、夏服、冬服はあるのでしょうか?警備服をアレンジしてもよいのでしょうか?夏の暑い日は警備会社から与えられた制服の上着は着用しなくてもよいのでしょうか?

警備員の護身用具 - 護身用具は、警備員または警備会社が勝手に独自の判断で携帯できるのでしょうか?護身用具の規制とは?注意点とは?護身用具の概要について。

身分証明書が必要な理由 - 警備員として働く際、本籍地で発行する身分証明書が必要です。身分証明書は免許証やパスポートで代用できるか?身分証明書が必要な理由とは?

警備員教育の義務 - 警備員への教育は法律で義務付けられています。警備員教育は基本教育と業務別教育に分かれます。警備業者は警備員への教育のほか、指導、監督が必要です。

警備会社設立の条件 - 警備会社を設立する際、他の産業と比べて条件が厳しく感じるのはなぜか?法規制されているのはなぜか?その理由は世の中のニーズに応えるべく必要不可欠なことなのです。

警備員の制服 - 警備員と警備会社は警備業務をするとき、勝手に好き勝手な制服を着用することが出来ません。制服にはさまざまな制限(規制)があります。

カテゴリ

警備業法関連

警備業者と警備員のあり方、業務・仕事について、初心者にも分かりやすく警備業法を解説。対象は主に警備業法の第1条、第2条、第3条、第14条、第15条、第16条、第17条、第21条になります。

業務と仕事関連

一般的な警備業務全般と警備員の仕事について、セキュリティ上特殊な範囲のものを除き、分かりやすく解説。また警備上必要な警備業法以外の法律についても解説を加えます。

注目記事

特別に権限を与えられていない

プロフィール

小西

  • 趣味や好きなこと
    サイクリング、ハイキング、徒歩の旅
  • 近況
    英会話勉強中です。

ソーシャルボタン

このエントリーをはてなブックマークに追加